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ヘルシンキにも夏到来。ということで土曜日の朝、屋外プールに出かけてきました。

ん?人はどこ?

なぜ?12℃で寒かったから?

あたしたち、旦那と妊婦と幼児ではりきりすぎ?

水温は27℃あったんだけどな。

ここヘルシンキでも、ようやく夏の近づく気配が感じられるようになりました。沢山の人たちが長い時間外で過ごすようになり、ようやく長い冬から開放されたーという喜びであふれているような気がします。

私達家族も、時間を見つけては自転車でお出かけするのが日課。そうすると必然的に外食が多くなるんです。だって素敵なカフェやレストランを見つけるには、自転車で散策するのが一番でしょ。

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写真は、近所のキオスク(Kiosk)で休憩中の私Katiと、脱走中の息子Aarne。ここは古いキオスクだけど、オーガニックのサンドイッチとアイスクリームを専門にしていて、お気に入りの一店なんです。

ヘルシンキでは、夏の間だけオープンするキオスクが沢山あって、それらは市の所有するスペースを夏の間だけキオスクに貸し出しているもの。でもただ貸しているわけではなく、シティカルチャーというものを真剣に考えているんです。それって結構すごいなーと思うんですよね。

そして先週の土曜日(21日)はレストランday!フィンランドでは飲食店を出店するには非常に厳しいルールがあって、例えばキオスクのような簡易店舗ではビールは出せないんです。なぜかというとトイレが無いから。どうしてもビールを提供したい場合には、男子トイレ、女子トイレ、バリアフリートイレを作ってからじゃないと許可が下りません。「ここまでいる?」というようなきびしーいルールが膨大にあるんです。

それが!!なんと!!この日は出したい場所で出したいものを、許可も免許も無しで、レストランを開けたんです。もちろんそれはたった一日だけですが、一日だけだからこそ、小さいけれど創造性豊かな面白いレストランが数多くありました。

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私達がまず気に入ったのは、サンドイッチショップ。ショップといってもカウンターも何もなくて、あるのは普通のビルの窓とリールとバスケット。男の人がビルの3階からバスケットを上げ下げして注文や商品の引渡しなどしていました。ちなみに写真のバスケットの中身は、私達が頼んだサンドウィッチとレモネード。

他にも、昔カーペットの洗い場だった小屋を利用したカフェ、それから公園ではニューヨークスタイルのブランチを自転車で販売していたお兄さん達。とにかく出店していた人たちも、利用していた人たちも、街中がゴキゲンな一日でした。

またこんな日があるといいんだけど。

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今年もサマーコテージ建設プロジェクトが始動しました。

屋根の上はVesa。私の父に指導を仰ぎながらセルフビルドでログハウスを作っています。父は今までにいくつもサマーコテージを建てているので、私達の先生なのです。妊婦の私は高いところと重いものは厳禁。ということで、断熱材として薄いウールをログの間に置くほかは、岩の上に腰掛けて作業を見守るだけ。体の作業はできないので、頭の作業をするしかない。ということで、内装にはどんな素材を使い、どうデザインするか、もっぱら考えていました。

コテージはできる限りエコロジカルで自然感あふれる感じにしたい。そして窓は湖に向かって大きく開かれ、デザインはシンプルかつビューティフル。まあ、私の頭の中ではかなり良い感じのできばえになってます。

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ちなみに、日本に旅行したとき、「Talo」のログハウスのモデルハウスを見つけました。有名なんでしょうか?Taloはフィンランドのログハウスメーカーで、Vesaが小さい頃、近所にその息子が住んでいたとか。昔から日本と取引があったようで、日本のおもちゃを沢山持っていたそうですよ。

先日もご報告したように、8月に出産を控えていることに加え、転職が決まってばたばたしていたため、ブログの更新がスローペースになってしまってすいません。もうすぐ産休&育休だし、今回の転職は厳しいかなぁと思ったんですが、ダメもとで申し込んでみるもんですね。今までよりもうちょっと大きな美術館に移ります。

私も心機一転、来週から張り切って行きます。

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私の美術館のロビーに、今折鶴が飾られています。

アーティストグループと、美術館を訪れたゲストで折ったものです。私達は日本の皆さんを応援しています。

頑張れ、日本!

日本の皆様、お元気でしょうか?

まだまだ厳しい生活をつづけていらっしゃる方も多いと思いますが、心より応援しています。

先日、フィンランドで最も有名なHelsinki Sanomatという新聞に、賞賛の意味を込めてこんな言葉が載っていました。「日本人は他の人々より大惨事を冷静に扱うことができる。人生の一部と捉えているからだ。」

この見方が正しいのかは私には分かりませんが、この未曾有の困難にもしっかりと向き合い、助け合う皆さんの姿には本当に敬意を表します。

Finlandに住む私達の生活をご紹介するこのブログの更新に関しても悩みましたが、やはり明るい話題づくりの一助になれば、と今回アップさせていただきました。

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写真は、LaplandでのAarne(後)と従兄弟のKonstaくん(前)。写真では分かりにくいかもしれませんが、白いクッションを敷いたそりで遊んでいるところ。Laplandはこの早春の白銀輝く季節が、一年で一番美しい時です。

Aarneは今、おしゃべりをとっても楽しんでいます。

「ママここ。パパここ。Aarneここ。バーバあそこね。」と、彼の実況中継はずーっと続いていきます。

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